いい仲間の基準は

どのような人が、いい仲間になるのだろう

 

前項でもお話したが、人間は自分に得があることを行いがちである。

怒るという行為もその要素を含んでいる。

本来、叱責というのはとても難しいものである。

相手の性格、自分の立場、怒るに至った経緯などを公平な目で見て判断しなければならない。

だが立ちが悪いことに『あなたのために怒っているのだ』と言われてしまうと、無条件にその人が正しいように見えてしまう。

この社長が言っている、大抵は自分のために怒っているというのも非常によく分かる。

単に自分が気に食わないから、イライラしているから、怒ることで上の立場になりたいから、そんな理由で怒る人が多い。

しかしそれは、全て自分のためであろう。

 

人のために怒るのは大変難しい。大抵は自分のために怒っている。 本当に人のために怒れる仲間を増やしなさい

 

これは、僕が上場企業の社長に言われた格言。

本当に相手のことを想って叱る場合、こちらも胸が痛いものなのだ。

もしあなたの周りに、本気で叱ってくれる人が居れば、大事にすべきである。

また、自分が怒る際にも相手を想って叱れれば、その人とはよりいい関係になっていくのである。