厳しい道を進んで選びたくなる格言。
時には自ら厳しく苦しい道を選ぶほうがよい場合がある。
それはどのような時だろうか。
上場企業の社長から聞いた格言である。
苦しい時ほど厳しい道を選ぶこと。それが結果的にいい選択となる
今回は、苦しい時ほど厳しい道を選ぶべきだという話を紹介したい。
その根拠は2つある。
1つ目は、前回の格言に関連するのだが、どんなに辛くて苦しい経験でもいずれ苦しさは忘れてしまうという内容をお話した。
それであれば、厳しく苦しい道の方が、手に入る結果や成果が大きくなる。
どのみち苦しみを忘れるのであれば、いい結果が残るほうを選ぶのもひとつの戦略なのだ。
そして、もしその選択が失敗だったとしても、厳しい道を選んだ上での失敗は今後の糧になる。
2つ目は、厳しい選択を乗り越えるとそのあとが非常に楽に進めることが多いからだ。
精神的にも作業的にも辛く重い時期を乗り越えれば、あとは負担が軽い事だけが残った状態になる。
すると、坂道を登りきった自転車のように、あとは漕がなくても下るだけで目的地に到達できる。
いずれ通らなければならない坂道なら、早めに登ってしまった方が楽なのだ。
また、苦しい時ほど厳しい選択をすることに慣れると、選択することの抵抗がなくなる。
その結果、より厳しい道を選ぶこともでき、気付けば安易な選択ばかりする人間とは雲泥の差が出来上がっているのだ。