地域密着を言い訳にしない
僕のところには、集客に悩める中小企業の社長さんからの相談が来ます。
その中で、残念なのは、地域密着が常套句になっている人。
確かに地域密着と言えば、なんとなく聞こえはいいです。
地元に貢献していそうだし、その地域で確固たるポジションを得ている風にも感じます。
ですが、集客ができない理由として、地域密着だからと諦めているのはよくありません。
もちろん本当に地域密着で成功している人もいます。
しかし、そのような人は、その地域のマーケティングを熟知していたり、オンリーワンの強みをもっている人です。
逆に言えば、それ以外の人は、地域密着をするべきではないでしょう。
例えば、僕の行政書士という仕事。
この仕事は業界としても、認知のされ方としても、地域密着がベストだと言われています。
しかし、僕の事務所はそうではありません。
埼玉県全域、時には関東にまで目を向けた営業戦略を行います。
その結果、会社自体の評判やブランドが上がり、事務所に近い範囲の方々からお仕事が一番多く、離れるにつれて徐々に数が減ってゆく、ピラミッドのような形になっています。
でもどこをメインに活動しているの?と聞かれれば、事務所の近くの地域というように、結果的に地域密着になっているのです。
ですから、特殊な業種や商材でない限り、ある程度広範囲に営業活動をする方がいいというのが僕の実感です。
(特殊な業種や商材こそ口コミで全国に伝わるので、結果的に地域密着じゃなくなりますけどね)