年商表記に騙されない
皆さん、年商10億円と聞くと、どんなイメージでしょうか。
すごい会社だ!信用できる!大企業だ!と思いませんか?
実際に僕の知り合いの若い小さな社長さんも、年商の意味を知らなかったという人が稀にいます。
では年商とは何でしょうか。
結論から言えば、年商とは年間の売り上げです。
売り上げですので『利益』ではありません。
つまり年商とは、経費を考えない場合の数字なのです。
例えば、広告費を年間20億円かけている企業の売り上げが年商10億円ということもあるのです。
経費である広告費20億を売り上げから引くと、利益はマイナス10億円ですね。
赤字です。
このような考え違いも問題ですが、一番の問題は、年商の大きさで相手が信用に足るべき会社だと思い込み、相手の言いなりになってしまうことです。
とは言え、年商が大きい会社は基本的には資本力もありますので、そうそう変なことは起こらないでしょうが、相手が詐欺を働こうと思っている場合なども無きにしもあらずです。
取引相手には十分に注意を払いたいものです。