楽しい経験はただの思い出

いろいろな経験を増やしたい人へ。

百聞は一見にしかず。

このようなことわざが昔からあるほどに、経験というのは重宝され、大事にされてきた。

経験値というのは、人生に彩りを与え、その人を構成する一部である。

だからこそ、本当の意味で経験をつむという方法を理解しておきたい。

社会勉強をしたい、経験を増やしたいという人は多い。

特に20代の方や、現状に満足していない人からよくこの言葉を聞く。

社会勉強や経験をつむこと自体は大賛成である。

だが、多くの人が本当の意味で経験を増やせているかは疑問である。

辛い経験しか経験にはならない。楽しい経験はただの思い出である

例えば、海外に行ってたくさん人生経験を増やしたい!と言う人がいる。

その人の旅行の話を聞いて、経験豊富で凄いなと思った事はあるだろうか。

正直に言えば、僕はあまりない。

感じたとしても、楽しい旅行だったんだなと思うくらいだ。

これはなぜだろうか。

次の社長の一言がとても的を得ていた。

『楽しい体験は、経験ではなくただの思い出です』

なるほど、考えてみれば『色々な経験をしたい』という言葉を『何か楽しいことをしたい』に置き換えられる人も多い。

しかしそれだと、人生経験というよりも思い出作りであろう。

逆に、苦境を乗り越えている人は、言葉や雰囲気に深みがあるし、経験豊富だと感じる。

つまるところ、本気で経験をつむのであれば、辛さや苦境を乗り越えなければならないということだ。