苦労をしたくない人を変える

やる気が起きない人、苦労をしたくない人は実はこんな人かも

 

無駄な経験などないと言う人がいる。

僕もそれには賛成である。

でもそのように言う人は、無駄にならないように自分でプラスの経験を選んでいる気もする。

逆に言えば、経験を無駄にしない術を知っているということだ。

 

苦労をしたくない人は、今まで苦労が無駄になってきた人。苦労が無駄にならない方法を知れば変われる。

 

この格言を頂いた、人材派遣業の社長は、仕事柄様々な人に会うという。

言い方は悪いが、職が長く続かない人やフリーターさんがやはり多いとのこと。

社長から見れば、彼らは決してやる気そのものがない訳ではなく、自分のやる気や苦労が報われないことで意欲が低下してしまっているのだという。

そのような人には、根性論や叱咤激励ではなく、努力や苦労がその人のためになっていることを体感させるのが一番なのだそう。

もしやる気が無くなってしまったり、虚無感に襲われてしまった時は、今までの自分を振り返るといい。

きっと努力や苦労が自分のプラスになったことがあるはずだ。

それを思い出して、今の環境や労力が無駄にならない方向へとやり方を変えてみるのもいいのではないだろうか。

10人いれば1人は同じ考えの人がいる。

自分が正しいか分からない人へ

 

八方美人や愛想笑いが苦手な人。

また、自分の行っていることが正しいか分からないという人。

確かにとても不安になると思う。

でも、薄い繋がりを一気に飛び越えて友情や信頼が生まれることがある。

そのような時は、相手が強く自分に共感してくれたり、こちらの生き方に憧れを持ってくれた時だ。

 

10人いれば1人は同じ考えの人がいる。そしてそういう人の方がつながりが強い。それが分かれば少数意見でも恐れず本当の自分でいれる。

 

そのためには、少数派だとしても自分の意見や考えをしっかりと持っていなければならない。

そして10人に1人くらい普通を嫌う人はいるものである。

この格言は、あるWEB企画会社社長から聞いたものだ。

新鮮さや差別化を重要視する企画会社では、独自性やオリジナリティが必要になる。

自然と、絶えず少数派の不安と隣り合わせだという。

しかしその社長は、自分を支持してくれる人は必ず存在するということが長年の経験で分かったという。

そしてコアなファンを獲得することがより自信になっていったとのことだった。

薄い関係と濃い関係、僕は濃い関係で仲間を作っていきたい。

恩を売っても仕方ない

年を重ねるごとに、交渉ごとや頼みごと、約束などの数が増えて行く。

スムーズに話が進めば問題ないが、中には約束を守ってくれなかったり、平気で不義理をする人間もいる。

初めから見分けがつけばいいのだが、そうもいかない。

特に約束を反古にする常習犯は決まって外面がいい。

交渉や約束の内容が軽いものであればまだ我慢もできよう。

だが、重要な場面で裏切られてしまってはこちらのダメージが大きい。

その時は、恩ではなく、弱みで対抗するとよい。

 

恩を売っても仕方ない。どうせ返ってはこないのだから。でも弱味は違う。弱味は握れば返ってくる。

 

『恩を売っても仕方ない。どうせ返ってはこないのだから。でも弱味は違う。弱味は握れば返ってくる』

これは人間の秘密の部分を仕事にする探偵業の社長からの言葉。

非常に説得力があった。

自衛のためにも、時には厳しい判断が必要かもしれないと考えさせられたエピソード。

騙されやすい人に向けた格言

僕は個人事業主からスタートして、法人や組合を設立した現在に至るまで、実に様々な社長に会ってきた。

そのたびに、成功したことや失敗したことを聞いている。

そして失敗したことの原因に『話が違った』『だまされた』という人的なリスクが多いと感じた。

失敗を経験してきた社長たちによく言われていたのは『人間は自分にプラスがないと動かない』という言葉だった。

 

人間は自分にプラスがあるか、何か思惑がない限り動かない。うまい話は、その人にとってのうまい話なだけ

 

かく言う僕も『話が違う』という失敗はたくさんしてきた。

先方からの話が違っただけで済むならまだしも、事務所に軟禁されて金銭を要求されたこともある。

仕事以外でも、例えば口が軽い人などもこの格言に該当するだろう。

スピーカーのような人は、その場の盛り上がりや支配欲を満たすためにオフレコの話を暴露してしまう。

だがもし、そこに自分の欲を満たせるようなプラスがなければ、意味なく暴露されるようなことは起きない。

元々いい人も、損をしたくないと思えば豹変することだって良くあるのだ。

自分が利用されやすいと感じる人は、自分に近づいてくる人にはウラがあるのではないかと警戒をして欲しい。

なぜなら何かの思惑があって近づいてくる人が多いからだ。

十分に心しなければならない。

親や友人など、掛け値なしで付き合える人は、宝物である。