いい人生にするコツ

今よりちょっといい人生にするコツ。

人生とは本当に不思議なもので、いい時と悪い時が交互にくるようになっている。

運も同様、ツイている時もあればツイていない時もある。

まさに、山あり谷あり。

そして山と谷がちょうどプラスマイナスゼロになるようにできている。

人生、山あり谷あり。谷の落下を49に抑えるだけでいい人生になる

山を高くするのは難しいが、谷の深さを浅くすることはできる。

前もって心の準備をしておいたり、落下を和らげるクッションを用意することで、緩和が可能なのである。

谷を完全に埋めることはできないが、山と谷の割り合いを50対50のプラマイゼロから51対49になるように意識するだけでいい。

それでも最終的にはプラス収支の人生なのである。

迷いは選択で払拭する

迷いを払拭したい人へ。

なにかに迷うということは、実はとてもエネルギーを消費する行為だ。

できればスマートに道を進んでいきたい。

しかし残念ながら人生に迷いはつきものである。

僕は生き方を考えたくて大学を休学したり、自分の腕だけで生きていきたくて仕事を辞めたりした。

実際に自分で選択して決意するまでは、半年ほどこれでもかと迷った記憶がある。

友人達の華々しい将来と自分の未来を考えると、やはり安定を取るべきなのかと何度も考えていた。

親の介護や年金、これからの家庭などを考えてしまうと、不安に押しつぶされそうになっていた。

このような人生の岐路ほどではなくとも、僕達は日々迷っている。

ジムに行こうか、雨だから外出はやめようか、遊びを我慢して節約しようか。

その人それぞれの迷いがあることだろう。

もしあなたが今まさに何か迷っている時期だとしたら、少し考えて欲しい。

迷うことに時間を掛けすぎていて、選択することを忘れていないだろうか。

人生は選択の連続である。そして迷っている人は選択することを忘れた人だ

例えば雨の日に外出が億劫になるとする。

この時に、外出しようかしないかをいつまでも迷っているうちに時間がたってしまって、結局1日が終わってしまった経験はないだろうか。

若者であれば、告白をしようかしまいか迷っているうちに、意中の相手に恋人ができてしまったり。

迷うということも大事ではあるのだが、そこに労力を使って空っぽになってしまう癖をつけてはならない。

雨の日の場合だって、外出する選択をして家を出てしまえばあとは楽なのだ。

外出しないという選択をしたとしても、早い段階で決断ができれば、他のことに時間をさける。

迷って何もできない人というのは、得てして選択をしていないことが多い。

この部分を見直すことで迷わない自分になっていくことができる。

不幸な人や物とは離れる

不幸をはねのけたい人へ。

不幸は時に連鎖してしまう。

泣きっ面に蜂という言葉もある。

なぜ不幸は集まってきてしまうのだろうか。

そして、幸福を集めるにはどうすればいいだろうか。

不幸な人や物とは離れる、好きなものや幸福な人の輪に自分を入れる

当たり前なことを言っていると思うだろう。

しかし、実際に色々な社長と話をする中で、何人もの社長が同じ意見であった。

そして僕自身も経験がある。

自分で仕事をして生計をたてていると、人の思考の流れや思惑に気付きやすくなる。

この本の前半でも触れたが、人というのは自分の得にならないことは滅多にしない。

そして、基本的に任せられることは人に任しがちである。

そうなると何が起こるか。

自分の得のために、物事を押し付けやすそうな人がカモにされてしまう。

優越感を感じることでしか、自分の価値を確認できない残念な人もいる。

これは大げさな物言いではあるが、多かれ少なかれ、不幸で弱っている人に自分の得のためにコンタクトをしてくる人は必ずいる。

このような負の人間が嫌うものは何か。

それこそ、見せかけではない幸福であったり、自分より強い人間などだ。

だから、不幸な時こそ、好きなものや幸福な人に囲まれることで、このような人間の防御になる。

また、幸せな人は幸せなことや人を呼んでくるので、周りから自然とプラスの出来事が増えるというメリットもある。

一度グっと落ち込んでもいい。

その後は意識して幸福の仲間入りをして頂きたい。

誠意ある対応とは

誠意をもって対応するということ。

現代は以前に比べて人間関係が希薄だと言われている。

義理人情や誠意という言葉自体もう古いのかもしれない。

だからこそ、人情や誠意を持てる人が必要とされている気もする。

ドラマやテレビ番組で『誠意をもって対応すればきっとうまくいく』という台詞を聞くことがある。

また、謝罪会見などでもよく使われる常套句である。

しかしフタを開けてみれば、単に普段より頑張るという意味だったり、謝り続けるだけで、特段変わり映えがしていない気がする。

実際のところ誠意をもって対応するとは、どうすることなのだろう。

相手のことを知り尽くしたいという気持ちで対応すること

クレーム対応を業務として請け負っている会社の社長に聞いてみた。

『誠意をもつということは、相手のことを知り尽くしたいという気持ちで対応することです。その商品に不満を感じたということは、お客様の環境や性格、過去の出来事などが必ず関わっています。その部分を無視して話をしても気持ちは伝わらないのです。大事なのはお客様の全てを知った上で対応をするということです』

このような回答が返ってきた。

こちらが考える誠意が必ずしも相手にとって誠意になるわけではない。

相手を想う気持ちこそが大事だと気付かされた言葉だった。

塞ぎ込んでいる人へ

うまく行かなくて塞ぎ込んでいる人へ。

どんな人も、万事がうまく行っているわけではない。

どうしようもなく落ち込んでしまう瞬間だってある。

しかし、もしかするとあなたは自分の価値を忘れているだけなのかもしれない。

誰しも、なぜかうまく行かない時期というものがある。

原因は分からないのだが、世界に取り残されてしまったような感覚に陥る。

気分は落ち込んで、ため息ばかり出てしまう。

そんな気分を払拭するために友人に会ったり、お酒を飲んだりする人もいるだろう。

もちろん自分に合った方法で解消して頂くのが一番だと思うが、僕はこの格言のやり方も有効だった。

過去の実績や自慢できることを書き出す

そもそも『うまく行かない』と言う人は『うまく行ったことがある』人なのである。

そのギャップを感じてしまうからこそ、停滞している気がして悩んでしまう。

だからまず、あなたはうまく行くことができる人なのだということを再認識して欲しい。

その上で、うまく行ったと感じることを可視化するといい。

やってみれば分かるが、意外と色々な実績や体験が出てくる。

塞ぎ込んでいる時は、なぜかそれを思い出せない。

しかし、あなたの歩んだ道には素敵な経歴がたくさんあるはずである。

過去を振り返ることで、自分の価値を確認しよう。

それだけでも自信がよみがえるものなのである。