誠意ある対応とは

誠意をもって対応するということ。

現代は以前に比べて人間関係が希薄だと言われている。

義理人情や誠意という言葉自体もう古いのかもしれない。

だからこそ、人情や誠意を持てる人が必要とされている気もする。

ドラマやテレビ番組で『誠意をもって対応すればきっとうまくいく』という台詞を聞くことがある。

また、謝罪会見などでもよく使われる常套句である。

しかしフタを開けてみれば、単に普段より頑張るという意味だったり、謝り続けるだけで、特段変わり映えがしていない気がする。

実際のところ誠意をもって対応するとは、どうすることなのだろう。

相手のことを知り尽くしたいという気持ちで対応すること

クレーム対応を業務として請け負っている会社の社長に聞いてみた。

『誠意をもつということは、相手のことを知り尽くしたいという気持ちで対応することです。その商品に不満を感じたということは、お客様の環境や性格、過去の出来事などが必ず関わっています。その部分を無視して話をしても気持ちは伝わらないのです。大事なのはお客様の全てを知った上で対応をするということです』

このような回答が返ってきた。

こちらが考える誠意が必ずしも相手にとって誠意になるわけではない。

相手を想う気持ちこそが大事だと気付かされた言葉だった。

塞ぎ込んでいる人へ

うまく行かなくて塞ぎ込んでいる人へ。

どんな人も、万事がうまく行っているわけではない。

どうしようもなく落ち込んでしまう瞬間だってある。

しかし、もしかするとあなたは自分の価値を忘れているだけなのかもしれない。

誰しも、なぜかうまく行かない時期というものがある。

原因は分からないのだが、世界に取り残されてしまったような感覚に陥る。

気分は落ち込んで、ため息ばかり出てしまう。

そんな気分を払拭するために友人に会ったり、お酒を飲んだりする人もいるだろう。

もちろん自分に合った方法で解消して頂くのが一番だと思うが、僕はこの格言のやり方も有効だった。

過去の実績や自慢できることを書き出す

そもそも『うまく行かない』と言う人は『うまく行ったことがある』人なのである。

そのギャップを感じてしまうからこそ、停滞している気がして悩んでしまう。

だからまず、あなたはうまく行くことができる人なのだということを再認識して欲しい。

その上で、うまく行ったと感じることを可視化するといい。

やってみれば分かるが、意外と色々な実績や体験が出てくる。

塞ぎ込んでいる時は、なぜかそれを思い出せない。

しかし、あなたの歩んだ道には素敵な経歴がたくさんあるはずである。

過去を振り返ることで、自分の価値を確認しよう。

それだけでも自信がよみがえるものなのである。

マイナスの感情も心の栄養

悲しみや絶望は実はココロにプラスである。

鏡であなたの顔を見て欲しい。

今あなたはどんな顔をしているだろうか。

仕事をしている時の顔や、遊んでいる時の顔はどんなだろうか。

感情を失ってしまった人の顔は、無表情になっていく。

これは、心の栄養が枯れてしまっている状態だ。

反対に、表情豊かな人は魅力的だし、実際に人生を楽しんでいるように思う。

何も感じないことが一番ココロに悪い。マイナスだとしても感情が動けばココロにとっては栄養になる

表情が豊かというのは、喜怒哀楽を感じて生きている証だ。

もちろんプラスの感情の喜楽が多ければ理想的である。

しかし、マイナスの怒哀が無ければ徐々に喜楽も減っていってしまう。

この喜怒哀楽は振り子のようなものだからだ。

マイナスの感情というのも、実は心を活性化させる栄養なのである。

そう考えれば、悲しみも怒りも、ドンとこいと思えるようになる。

これはある社長が、悲しみや怒りに襲われた時に唱えて不遇の時代を乗り切った格言だ。

何も感じないような人生を送るくらいなら、目一杯おもいっきり悲しんで喜べるような人生を僕は送りたい。

楽しい経験はただの思い出

いろいろな経験を増やしたい人へ。

百聞は一見にしかず。

このようなことわざが昔からあるほどに、経験というのは重宝され、大事にされてきた。

経験値というのは、人生に彩りを与え、その人を構成する一部である。

だからこそ、本当の意味で経験をつむという方法を理解しておきたい。

社会勉強をしたい、経験を増やしたいという人は多い。

特に20代の方や、現状に満足していない人からよくこの言葉を聞く。

社会勉強や経験をつむこと自体は大賛成である。

だが、多くの人が本当の意味で経験を増やせているかは疑問である。

辛い経験しか経験にはならない。楽しい経験はただの思い出である

例えば、海外に行ってたくさん人生経験を増やしたい!と言う人がいる。

その人の旅行の話を聞いて、経験豊富で凄いなと思った事はあるだろうか。

正直に言えば、僕はあまりない。

感じたとしても、楽しい旅行だったんだなと思うくらいだ。

これはなぜだろうか。

次の社長の一言がとても的を得ていた。

『楽しい体験は、経験ではなくただの思い出です』

なるほど、考えてみれば『色々な経験をしたい』という言葉を『何か楽しいことをしたい』に置き換えられる人も多い。

しかしそれだと、人生経験というよりも思い出作りであろう。

逆に、苦境を乗り越えている人は、言葉や雰囲気に深みがあるし、経験豊富だと感じる。

つまるところ、本気で経験をつむのであれば、辛さや苦境を乗り越えなければならないということだ。

継続できない人は3つやる

物事が継続できない人へ。

物事が続かないという人、多いのではないでしょうか。

白状してしまえば、僕もそのひとり。

なんとかいい方法はないかと世の社長たちに聞き込んでいたところ、この方法を聞いた。

おかげ様で僕は昔に比べて格段に継続ができるようになっている。

習い事や早起き、筋トレなど、固い意思で始めたはずなのになぜこんなにも続かないのであろう。

めんどくさく思ってしまう時も多いし、なにかと理由をつけてサボってしまう。

そんな三日坊主になりがちなあなた、ちょっと視点を変えて、こんな方法はいかがだろうか。

継続ができないのは1つしかやってないから。3つやってれば、1つは続いていく

継続したいことを1つではなく、3つほど作るという方法だ。

例えば、ピアノを習うとしよう。

まずはピアノを続けるという継続の目標を1つ。

その時に、ピアノ教室に行くまでの道をダイエットのために歩くという目標をもう1つ。

最後に、教室が終わった日は10分は復習をするという目標を立てる。

本筋の目標以外にも設定を作ることで、ちょっと気分が乗らない日には次のように対処できる。

『今日は自転車で行こう』

『復習は来週にまとめてやろう』

このような形で気持ちのコントロールができるのだ。

つまり、つぶしがきくように保険をかけることで『ピアノを習う』という目標は継続しやすくなる。

自分は根性がない、そもそも継続ができないと嘆いている人は一度試して頂きたい。