お金持ちになれない理由

お金持ちの人の本を読んでもお金持ちになれない理由

 

1年に何人かは『起業したいので成功した人の本を読み漁ってます』という人と出会う。

別に否定も肯定もする気はないので、僕はいつも生返事なのだが。

そのような人は、成功した結果や夢物語についてはよく勉強している。

しかし、その成功者がどのようにやり方を確立して、そこにどのような苦労や経験があったかについてはあまり関心がないようだ。

この格言を聞かせてくれたレストランのオーナーシェフは、元々人気レストランのオーナーの下で修行をし、独立した人であった。

独立後、うまくいっていた人気レストランのマネをしようとしたのだという。

だが、どうにもうまくいかない。

そして元のオーナーに相談をしたところ、この格言を聞いたのだという。

 

人の生き方、やり方を真似しても過去が違えば当然結果が違う

 

苦労や経験が違えば、当然感じるものや見方が異なってくる。

そしてそれが独自の方法論や結果を出すためのプロセスになる。

その根っこの部分を無視して真似をしても、本質的には真似にならないということだ。

だから、お金持ちや成功者の本を読んでも、同じような結果が出せないのである。

ちなみに補足をすれば、本になったノウハウやビジネスモデルは『もう公開してもいい情報』である。

本当に価値があってお金を生む情報は人には言わない。

情報の価値、その見極めもうまくなりたいものである。

アフィリエイトで稼ぐ条件

権利収入やアフィリエイトで稼げる人とは

 

実は、僕は自分の事業の勉強としてアフィリエイトを行っている。

そのツテでアフィリエイターと呼ばれる人と話す機会もある。

僕が今まで会ってきた人で、一定の権利収入がある人に共通している部分がある。

それは、とてつもなく勉強していて、細かな試行錯誤を絶えず行っているということだ。

 

権利収入やアフィリエイトで稼げる人は、普通に働けばものすごく稼げる人。それこそ自分で会社を黒字経営できるくらいの知識と経験がある人

 

勉強というのも、その分野だけではなく、法律関係から広告、資産運用の方法まで多岐に渡る。

そして、そこまでの細かい勉強や作業、収入に繋がるまでのコスト回収期間を考えると、普通に働いていたほうがよっぽど稼げたりもする。

実際に僕も少々の収入はあるのだが、稼ぐには非常に効率が悪いし、まるっきり放置していて稼げることはない。

成功談では、この部分の話をスルーして、何もしなくてもお金が入ってくるという部分を伝えている。

そしてアフィリエイトや権利収入ビジネスに手を出して挫折する人は、大抵それが分かっていない。

この格言は、アフィリエイターさんの生の声として聞いたものである。

権利収入を目指す人は、一度この格言を考えて頂くといいかも知れない。

お金に強い人

お金を稼げる、お金に強い人というのは、このような人

 

ニッチと呼ばれる隙間産業、特殊技術の仕事というのは、非常に大きな稼ぎを期待できる。

反対に、世の中に当たり前にあるもので稼ごうと思えば稼ぎは小さくまとまっていく。

ティッシュ配りのスタッフと野球選手を想像すれば分かりやすい。

だが、こうも考えられる。

ニッチや特殊技術というのは、寿命が短い。

スポーツの選手生命が短いのと同じようなものだ。

また、このような特殊なやり方や隙間をつく方法は、自分ひとりの力での成功は難しいことが多い。

それこそ国や自治体、サポーターやスポンサー、技術の研修訓練などが基盤としてあって始めて成り立つ。

しかし、世の中にありふれているものは無くなることがなく、特別な基盤も必要としない。

ここでお金を生み出せる人間は、例え全てを失って裸一貫になったとしても、自分の食いブチを無くすことはない。

 

この世にありふれているもので、お金を生み出すことができる人

 

贅沢はできないかもしれないが、リストラや老後に怯えなくてすむし、なにより余裕のある人間になれる。

あなたは、財産もコネも会社も全て無くしてしまったとして、それでも笑っていられるだろうか。

もし笑って対処ができるのなら、きっと自分自身の価値を知っていて、お金に強い人であろう。

距離を簡単に縮める方法

人との距離を一番簡単に縮める方法

 

人の心に寄り添うセラピスト業の社長に言われて、逆転の発想で面白いと感じた格言がこれである。

『無口でいると、相手から話かけてくれます。その相手は少なからずあなたか、あなたがしていることに興味がある状態です。興味がある状態から話せれば、自ずと話は弾みます』

『待てる環境なのであれば、無理せず待っていればいいのです』

 

言われてみればその通りだ。

自分に置き換えて考えれば、確かに自分から誰かに話かけるときには、何か話したいことがあったり聞きたいことがある時だ。

また、何か自然なきっかけがある時が多いとも思った。

網を投げて採れる魚の数は、大量だがサイズは小さい。

逆に一本釣りは少量ではあるが、大物が釣れる。

いつも人との距離が縮まらずに浅い関係ばかりの人は、一度無言で大きな魚を狙ってみるものいいであろう。

 

 

いい仲間の基準は

どのような人が、いい仲間になるのだろう

 

前項でもお話したが、人間は自分に得があることを行いがちである。

怒るという行為もその要素を含んでいる。

本来、叱責というのはとても難しいものである。

相手の性格、自分の立場、怒るに至った経緯などを公平な目で見て判断しなければならない。

だが立ちが悪いことに『あなたのために怒っているのだ』と言われてしまうと、無条件にその人が正しいように見えてしまう。

この社長が言っている、大抵は自分のために怒っているというのも非常によく分かる。

単に自分が気に食わないから、イライラしているから、怒ることで上の立場になりたいから、そんな理由で怒る人が多い。

しかしそれは、全て自分のためであろう。

 

人のために怒るのは大変難しい。大抵は自分のために怒っている。 本当に人のために怒れる仲間を増やしなさい

 

これは、僕が上場企業の社長に言われた格言。

本当に相手のことを想って叱る場合、こちらも胸が痛いものなのだ。

もしあなたの周りに、本気で叱ってくれる人が居れば、大事にすべきである。

また、自分が怒る際にも相手を想って叱れれば、その人とはよりいい関係になっていくのである。