浪費を投資に変えれば、浪費がお金を生む

投資家に学ぶお金の遣い方

 

投資家の人というのは非常に独特の世界観を持っている。

自分が面白いと思う事業に投資をする人もいれば、単に利益を増やすマネーゲームをする人もいる。

僕はどちらのタイプの投資家さんともお話をしたことがあるのだが、考え方に共通点があった。

 

お金をたくさん貯めるには、お金持ちになる努力と浪費を我慢する努力が必要。でもその浪費を投資に変えれば、浪費がお金を生むサイクルになる。

 

言葉にすればこの格言なのだが、要約すると、マイナスの行為をするならプラスになるようにするということだ。

例えば、どうせテレビを見るなら、ニュースや経済の番組を見る。

食事にお金を使うなら、話題の店に行く。

つまりは同じお金や時間を投資するのであれば、何かしらプラスが大きいことをやろうということだ。

また、投資家さんから次のような面白い意見も聞いた。

『よく人から、投資のコツはなんですかって聞かれるけど、投資のコツは投資すること以外にない。例えば普通の人って、自分へのご褒美を買うでしょ?そのお金を投資に回していたらみんなすごい投資家になってると思うよ』

ちなみにあなたは自分のご褒美をあまり買わないのですか?と聞いたところ、投資をする楽しみや経験値がご褒美ですねと言っていた。

あなたのお金の遣い方が投資になるのか、浪費になるのか、考え方一つで変わるのかもしれない。

お金を稼ぐための絶対条件とは

お金を稼ぐための絶対条件とは

 

まだ僕が営業マンだったころ、ある社長に聞いたことがある。

『精神論ではなく、具体的にお金を稼ぐのに必須なことって何ですか』

今思えばとても失礼だったなと思うが、その時の僕は頑張れという根性論や精神論に少し参っていたのだろう。

その社長は怒りもせずに教えてくれた。

『それはこの世の中にある稼ぐ方法を人より何倍も知っていることだよ』と。

当時の僕は、世間知らずを絵に書いたような営業マンであった。

簡単に言えば、稼ぐ方法を知らなかったのだ。

この言葉が染みたのは、後日電車に乗っていたときの事。

今でも覚えているが、お昼に次の営業先に行こうと電車に乗った時。

席の目の前には40代くらいの長髪で革ジャンの男性。

僕の横にはリュックを背負ったオタク風の人。

後ろにはリクルートスーツの女性。

普段であれば、自分のことで精一杯でまわりの事など目にも止まらなかったかもしれない。

だがその時の僕は、その光景に愕然とした。

きっとこの長髪の人も、オタク風の人も、何かをして稼いでいるのだ。

もしかしたらたまの休みかもしれないし、出勤途中かもしれない。

リクルートスーツの女性はこれから面接なのだろうか。

素直に、色んな人がいるんだなと感じた。

と同時に、会社から給料をもらうだけの自分は、まったく稼ぎ方を知らないなと思った。

ただ働いているだけで、分かった気になっていた自分が恥ずかしかった。

そして今になってやっと少々分かってきた。

稼ぐ方法を知っているということは、自分の能力をお金に変える方法を知っているということだ。

それだけでなく、生き方の選択肢も広くなる。

そうすると、普通の視点からでは見れないものが見え、また異なる稼ぎ方を知ることができる。

お金を稼ぐための絶対条件とは、この世の中にある稼ぐ方法を人より何倍も知っていること

 

現在社長になって思う。

僕を選んで仕事の依頼を頂ける社長は、僕に期待や可能性を感じてくれている。

それは、自分では思いつかない視点から僕がアイデアを出すからだろう。

でもそれはお金を生み出す方法を知っていなければ提案できない。

自分の力で稼ぐ時もそうだ。

つきつめれば、稼ぎたいのであれば、最低でも今の世間で稼げている方法が何か、そして自分のどの能力をお金に変えられるかを知らねばならない。

きっとこの社長が言いたかったことは、そういうことなのだろう。

作業服で現われる社長格言

いつも作業服で現われる社長に聞いた格言

 

短く綺麗にまとまっていて、僕の気に入っている格言の1つだ。

見栄などが邪魔をして、なかなか実行が難しいところもいつも勉強になる。

ちなみにこの社長、打ち合わせなどは基本安いカフェ。

ペンキのようなものをつけ、使い込まれた灰色の作業着で登場する。

青山や赤坂をさっそうと歩く、デキそうなビジネスマンとは似ても似つかない。

しかしこの人、稼いでいるのである。

『稼いでいるのにいい格好とかしないんですか』と聞くと、この答えだった。

 

綺麗なカッコはお金を出せばすぐできるけど、心はすぐには磨けない

 

ただスノーボードのウェアだけはいいものを購入してしまうらしい。

どうせウェアなんて誰も見てないからいいのさと言っていた。

お金持ちになれない理由

お金持ちの人の本を読んでもお金持ちになれない理由

 

1年に何人かは『起業したいので成功した人の本を読み漁ってます』という人と出会う。

別に否定も肯定もする気はないので、僕はいつも生返事なのだが。

そのような人は、成功した結果や夢物語についてはよく勉強している。

しかし、その成功者がどのようにやり方を確立して、そこにどのような苦労や経験があったかについてはあまり関心がないようだ。

この格言を聞かせてくれたレストランのオーナーシェフは、元々人気レストランのオーナーの下で修行をし、独立した人であった。

独立後、うまくいっていた人気レストランのマネをしようとしたのだという。

だが、どうにもうまくいかない。

そして元のオーナーに相談をしたところ、この格言を聞いたのだという。

 

人の生き方、やり方を真似しても過去が違えば当然結果が違う

 

苦労や経験が違えば、当然感じるものや見方が異なってくる。

そしてそれが独自の方法論や結果を出すためのプロセスになる。

その根っこの部分を無視して真似をしても、本質的には真似にならないということだ。

だから、お金持ちや成功者の本を読んでも、同じような結果が出せないのである。

ちなみに補足をすれば、本になったノウハウやビジネスモデルは『もう公開してもいい情報』である。

本当に価値があってお金を生む情報は人には言わない。

情報の価値、その見極めもうまくなりたいものである。

アフィリエイトで稼ぐ条件

権利収入やアフィリエイトで稼げる人とは

 

実は、僕は自分の事業の勉強としてアフィリエイトを行っている。

そのツテでアフィリエイターと呼ばれる人と話す機会もある。

僕が今まで会ってきた人で、一定の権利収入がある人に共通している部分がある。

それは、とてつもなく勉強していて、細かな試行錯誤を絶えず行っているということだ。

 

権利収入やアフィリエイトで稼げる人は、普通に働けばものすごく稼げる人。それこそ自分で会社を黒字経営できるくらいの知識と経験がある人

 

勉強というのも、その分野だけではなく、法律関係から広告、資産運用の方法まで多岐に渡る。

そして、そこまでの細かい勉強や作業、収入に繋がるまでのコスト回収期間を考えると、普通に働いていたほうがよっぽど稼げたりもする。

実際に僕も少々の収入はあるのだが、稼ぐには非常に効率が悪いし、まるっきり放置していて稼げることはない。

成功談では、この部分の話をスルーして、何もしなくてもお金が入ってくるという部分を伝えている。

そしてアフィリエイトや権利収入ビジネスに手を出して挫折する人は、大抵それが分かっていない。

この格言は、アフィリエイターさんの生の声として聞いたものである。

権利収入を目指す人は、一度この格言を考えて頂くといいかも知れない。