年を重ねるごとに、交渉ごとや頼みごと、約束などの数が増えて行く。
スムーズに話が進めば問題ないが、中には約束を守ってくれなかったり、平気で不義理をする人間もいる。
初めから見分けがつけばいいのだが、そうもいかない。
特に約束を反古にする常習犯は決まって外面がいい。
交渉や約束の内容が軽いものであればまだ我慢もできよう。
だが、重要な場面で裏切られてしまってはこちらのダメージが大きい。
その時は、恩ではなく、弱みで対抗するとよい。
恩を売っても仕方ない。どうせ返ってはこないのだから。でも弱味は違う。弱味は握れば返ってくる。
『恩を売っても仕方ない。どうせ返ってはこないのだから。でも弱味は違う。弱味は握れば返ってくる』
これは人間の秘密の部分を仕事にする探偵業の社長からの言葉。
非常に説得力があった。
自衛のためにも、時には厳しい判断が必要かもしれないと考えさせられたエピソード。